ZCM Archiverの使い方

22:22:00
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今回は前回のエントリで紹介した,ZCM Archiverの使い方を書きます。

インストール・アンインストール

前回のエントリで紹介した公式HPかフォーラムからVer0.92のものをダウンロードし,私はCドライブ直下にZCMのフォルダ(C:\ZCM)を用意して,解凍したファイルを置きました。レジストリは使用されていないソフトのはずなのでアンインストールは,直接ZCMのフォルダごと削除してしまえば大丈夫です。

使い方

圧縮・解凍をする前に

最初にコマンドプロンプトを起動し,次のコマンドを打ち込んでEnterキーを押してください。
cd c:\zcm
このコマンドを打って実行すると,次の図のようにZCMのフォルダへ移動します。


この後に,「ZCM」とコマンドを入力しEnterキーを押すと,次の図のように使い方の大まかな説明が表示されます。

今回用意したファイル

今回,実験を兼ねて用意したファイルは,写真ACなどのダウンロードの際にメールアドレスを登録して受信する必要のあるFreebieACのメルマガからダウンロードしたZIP形式で配信されていた画像ファイルの集まりです。しばらくダウンロードしていたものの,HDDに貯まりっぱなしでした……。これらのファイルをD:\ドライブ直下にフォルダを作って解凍しました。
元の画像サイズ等は次の通りです。なお,ファイルサイズが大きいのはepsファイルのサイズが大きいのが原因です。

圧縮

今回は,フォルダごと圧縮するため次のコマンドを打ち込んで圧縮を行いました。圧縮ファイルの名称を先に指定し,対象となるファイルやフォルダを後で指定します。なお,圧縮ファイルの拡張子は.zcmを指定します
ZCM a -r -s -t0 -m8 FreebieAC.zcm d:\FreebieAC
そうすると,次の図のように圧縮が始まります。
rやsスイッチは,圧縮するファイル数やフォルダ構造に応じて指定するかしないかを判断しましょう。


コマンドやオプションスイッチについては,おおよそ次のようにとらえておいていただければいいかと思います。

  • a:ZCMで圧縮を行うことを指示するコマンド
  • -r:圧縮対象となるフォルダ内のファイルを再帰的に探索させるオプション
  • -s:ソリッド圧縮(ファイルを一塊にしてから圧縮する方法)を有効にさせるオプション
  • -t:圧縮の際に使うタスク数のオプション(t0は自動オプション,自動を選択すると基本的にはCPUのコア数と同じタスク数になります)
  • -m:メモリをどれぐらい使用するかというオプション(デフォルトはm4),m8に近づけるほど多くのメモリを消費し,時間もかかりますが圧縮サイズも小さくなります。

圧縮結果

圧縮されたFreebieAC.zcmはC:\ZCMフォルダ内に作成されます。圧縮結果は次の図のようになりました。


参考までに,7-zip(Ver9.32 alpha,64bit版)で圧縮した場合の結果も載せておきます。1枚目が7-Zip(LZMA2方式)での圧縮設定で,2枚目が7-Zipでの圧縮結果となります。


結果として,ZCM(-m8)の方が40Mバイト小さく圧縮できました。

解凍

FreebieAC.zcmを解凍してみましょう。解凍するために次のコマンドを打ち込んでみました。
ZCM x -t0 FreebieAC.zcm c:\extract

圧縮するときはaコマンドを指示しましたが,解凍するときはxコマンドを指示します。タスク数と解凍する圧縮ファイル名と解凍先のフォルダを指定する形式です。
あとは,解凍後のファイルに壊れたものが無いかどうかを確かめれば大丈夫というところでしょう。
アーカイブのテストモードが実装されれば,ちゃんと圧縮されたかどうかの確認ももっと楽になるんでしょうけどね。

プログラムはあまり強くないこともあるので,用語の選び方などに変なところがあるかもしれません。おかしいところがあれば,遠慮なくご指摘いただければと思います。

23時40分追記 フォルダ名・ファイル名などはなるべく短めにしておきましょう。あとはファイル名に機種依存文字等がある場合は,本来のファイル名を別途テキストファイルに記載して保存しておき,まとめて圧縮するとよいかと思います。

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