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以前のエントリでは学力試験について述べました。
今回は内申の算出方法などについてまとめていきたいと思います。
内申の算出方法について
今年の入試までは,内申点は中3の成績のみで判定されていましたが,来年度入試から順に中2→中1と反映されていく形になります。来年度入試の内申の算出方法をまとめたものが次の表となります。
表を見ればわかるように,「中3:中2=3:1」という形で中2の内申を反映させるように変化しています。
総合点での合否判定について
特別選抜の場合
特別選抜は,学力試験と内申点の総合点が450点と実技試験がある場合は,実技試験を足し合わせた総合点で合否判定が行われる形になります。倍率タイプは全5タイプありますが,それをまとめたのが次の表です。
実技試験は各学科において,次の点数で行われることになっています。
- 100点満点(芸能文化科)
- 150点満点(デザイン系・美術・演劇・音楽)
- 225点満点(体育系学科)
一般選抜の場合
一般選抜は当日と内申の総合点が900点満点となるよう,指定倍率(全5タイプ)がかけられて調整されます。それをまとめたものが次の表です。
学力問題の種類と評定の倍率タイプが早々に発表!
来年は英語C問題が激変するため,受験生の勉強時間を考えてのことか,大阪府教委は7月7日付でHPで,早々に来年度入試に向けての学力検査問題の種類,調査書評定の倍率を発表してきました。・「学力検査問題の種類並びに学力検査の成績及び調査書の評定にかける倍率のタイプ」(大阪府教委HP・PDFファイル)
筆者としてもかなり驚きの早さでした。
例年通りを踏襲するなら9月頭の発表になると思っていましたので。
ただし,受験生の皆さんにとっては,情報が早く出てきたのは歓迎ですね。
情報が早くわかっていれば,その分,対策も早く対応できていきますから,ありがたいことです。
内容を見た限りでは,普通科総合選択制だった高校が普通科に鞍替えしている高校や総合学科,総合学科(エンパワメントスクール)あたりの表記が変更されている高校が目立ちました。
注目の変更点
基本的に去年とは大きく変化しているところは少ないですが,一部の高校で受験動向を左右する可能性のある変更が出ています。- 大阪市立東高校→数・英がB選択に,倍率タイプがⅠ型に変更
- 大阪市立南高校→国・英がB選択に変更
- 今宮高校→数学がB選択に変更
- 泉北高校→国語がC選択に変更
- 鳳高校・河南高校→倍率タイプがⅠ型に変更
まあ,思ったよりは英語をC→Bに下げる高校は少なかったように思いますが……。
中でも,大阪市立東・南や今宮・泉北の変更あたりは受験生の動向に結構影響しそうな気がしています。
他の高校でも何点か変更が行われている場合がありますので,府教委HPの情報は要チェックです。
アドミッションポリシーについて
来年度入試における各高校のアドミッションポリシーについても府教委HPにアップされています。・「アドミッションポリシー(求める生徒像)」(大阪府教委HP)
アドミッションポリシーは各高校によって異なる点が多いですし,ボーダーゾーン内におけるいざという時の一発逆転要素になってきますので,上のPDFファイルで志望校のポリシーをよく確認しておきましょう。
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