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チャレンジテストが終わり,そろそろ1学期の期末テストの時期かと思います。
事情があって,6月23日にテストを受験できなかった人は,一定の期間内で受験していることかと思います。
期末テストが終われば,いよいよ,受験に向けての最大のポイントである夏休みに突入していきます。
中3生は,夏休みで中1・中2,中3(1学期)の内容をしっかりと固め直し,この範囲における実戦力を高めることが最大の目標です。
部活の関係などで,まったく勉強できていなかった人は夏休み終了までは基礎をしっかりと固めることに重点を置きましょう。
本来は,この時期であれば,夏休みの過ごし方について書くべきところなのですが,そちらについては昨年書いた記事をベースにした新記事を用意しますので,そちらの方を参照いただければと思います
今回のエントリでは,大阪府教委HPで公開された情報から明らかになってきた次年度入試の概要などと対策問題集などについて,書いていきたいと思います。
府教委HPでは少しずつ来年度入試の情報が公開
今回は,入試の配当時間・配点について書いていきたいと思います。
特別選抜について
府教委から発表された特別選抜の5教科の試験時間,配点は次の表のようになります。なお,英語は「筆答40分・リスニング15分」という例年通りの構成となっています。
この素点と内申(×10倍)に学校指定の倍率をかけた総合点を算出します。
実技試験がある学科は「総合点+実技試験」で判定
あとは,一部の専門学科によっては,実技試験(デッサンであったり,体育の実技であったり,音楽の視唱であったり,器楽・声楽の実技であったり)が課されますので,実技試験が課される場合は,「総合点+実技試験の点」で合否判定が行われることになります。面接が課される場合は一発逆転要素が強まるかも
面接が課される場合は,面接(A),自己申告書(B),調査書〔活動/行動の記録〕(C)の3点で募集人員の50%を上限として合否を決定することができると規定されていますので,一発逆転要素はかなり強いものとなります。なお,面接重視型の資料の評価は「A:B:C=2:1:1」で行われるとのことです。
一般選抜について
一般選抜は,大半は50分・90点配点ですが,一部の教科については,配当時間が異なります。上の特別選抜と同じようにまとめたものが次の表です。
注意点
まず,数学のC問題は問題の重量化に対応している関係でA・B問題と異なり,配当時間が60分と10分長く取られています(今年と同じですね)。次に,英語の筆答とリスニングの時間配当はA・B問題とC問題の違いについてまとめておきます。
- A・B問題→筆答40分・リスニング15分
- C問題→筆答30分・リスニング25分
また,配当時間・配点には変化はありませんが,今年は国語のC問題も難度は高かったですから,来年度も同じレベルで来るかもしれないと想定をしておいて,対策は念入りに行っておくと良いのではないでしょうか。
今回のエントリでは,かなり気が早い部分もあるのですが,2017年度の大阪府立高校入試に向けての過去問集や予想問題集について取り上げていきたいと思います。
過去問集について
これまでの過去問集には,次年度の入試に向けて様々なヒントが詰まっています(英語のC問題は次年度から大きく変化するため,除外)。どういう問題がどのように出題されてくるのかという点は,過去問を解くことで実感できる点でもあります。
それでは,現時点で発行されているものを次に紹介していきます。
英俊社の赤本
まず,大阪府立高校入試の過去問集としては英俊社の赤本シリーズは価格も手ごろですし,定番だと思います。英俊社
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ただし,英俊社の赤本などのシリーズは,たまに誤字・脱字が見つかる場合もありますので,定期的に英俊社HPの誤記/誤植情報についてのページを確認し,誤字・脱字の修正情報が出ていないかをチェックした方が良いことは付け加えておきます。
誤字や誤りに気づかないままではドエライことになりかねませんので。
教英出版の過去問集
教英出版の過去問集は3年分と採録年度が抑えられているため,値段は安価です。教英出版
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ただし,3年分しか問題が採録されていませんので,国・数・英のA・B問題や理・社の過去問をもう少し多めにやっておきたいという受験生の人には向かないかもしれません。
もちろん,社会科は地理の統計や公民の法律の変更などによる解答の変化が生じる場合があるので,古すぎる問題はあまり手を出したくない部分はあるのですが……。
ユーデックの過去問集
ユーデックの過去問集は,問題の体裁も原版を意識したものになっていますので,より実戦的な感覚で練習することが可能ではないかと思います。ただし,赤本よりかなり値が高いのが難点です。
さらに前年度と比べて値上げされてるのに,採録年度が3年に減少してるのはいただけませんね。
そればなければなあ……。
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五ツ木書房の過去問集
大阪の模擬テスト会の老舗である五ツ木書房からも,例年7月に模擬テスト会の過去問(9~11月回)に大阪府立高校入試が2年分付属した問題集が発刊されています。現在,書店で販売されていることは確認したのですが,オンライショッピング(Amazon・楽天)で販売している店舗がまだありませんので,リンクはオンラインショッピングでの販売を確認でき次第,貼り付けていきます。
ただし,この問題集は判型が他の過去問集と違って特殊なので,取り回しが面倒だという点は否定しません(A4の判型になれば,取り回しはかなり改善されるのになあ……)。
どちらかというと,五ツ木の模擬テスト会の過去問練習用がメインで,大阪府立高校の過去問についてはおまけだと割り切った方がいいかもしれません。
予想問題集・練習問題集について
大阪府立高校入試の予想問題集は,英俊社が発行しているものが定番です。ただし,英俊社の予想問題集は例年11月発刊となりますので,発行され次第,随時アップデートを行います。
また,たまに誤植や誤りが見つかる場合も少なくありませんので,英俊社のHPに訂正情報が出されているかどうかは定期的にチェックしておきましょう。
英俊社の問題集について(2016年11月13日増補)
先日,英俊社より英語C問題対策専用の問題集が新刊として発刊されました。英語C問題型の英問英答型問題集ですので,この一冊はありがたいものと言えます。
ロングリスニング対策にポイントを絞った次の超英塾の問題集と併せて使用するとなお良いでしょう。
11月に入り,例年刊行されている予想テスト問題集も発刊されました。
英俊社
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この問題集は基本的に,受験直前期に使うことを推奨します。
その理由としては,まずは,過去問で全体の傾向とその変化をつかむことが最優先ということです。
その後で,このテストで解答時間なども意識して答案作成の練習を行いたいというところですね。
次に,意識しておきたいところとして,この本は新作問題になるので誤字・脱字や問題の訂正が後になって出てくる恐れが否定できません。
昨年の予想テストでは,数学で修正が出ていました。
赤本の方でリンクは貼っていますが,英俊社HPで訂正情報が無いかどうかは使う前に必ず注視しておきましょう。
超英塾の問題集について
英語についてのエントリの方ではたびたび取り上げてはいますが,再度紹介しておきたいと思います。堺市にある超英塾さんから英語C問題のロングリスニング対策として,次の問題集が発刊されています(入手できるのはAmazonのみです)。
超英塾
超英塾 (2015-09-21)
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C問題対策のリスニング問題集は,現時点ではこの本しかないと言っても過言ではないでしょう。
2学期の途中あたりから,各社から想定問題集は出るかもしれませんが,ほぼ大阪限定の商品になるので,どこまで各社が対応してくれるかは何とも言えません。
教英出版の問題集について(2016年11月13日増補)
教英出版から次の問題集が発刊されていました。なお,追記時点では在庫なしとなっていました(ある程度の日数で在庫は入るはずです)。
ざっと中身を見た感じでは,それぞれの教科について,大阪府の入試傾向に近い大阪府以外の公立高校の入試問題をベースに組んだ感じの問題集です。
国・数・英の3教科に関しては,AかB問題までの対応で限界だなあという構成でした。
理科・社会は共通問題ですから,内容面ではさほど悪くはなさそうに思うのですが……。
ただし,今年の世界地理のような地味に時間を食う問題対策はあまりないかも。
ちょっと使いどころに困るのが,各ページの問題の解答は各ページの下に載ってしまっているので,普段練習に使うときは,解答部分を伏せて使わなければなりません。
やはりそこが実用面での最大のネックかなという感じです。
次に,後期のリスニング対策としての書籍が発刊されていましたので紹介しておきます。
教英出版
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英語のリスニング対策の書籍です。
基本的には過去問や重要問題・類題からの構成となっていますので,A・B問題のランクあたりが対象になるでしょうか。
C問題は来年から激変しますので,C問題対策がどこまで盛り込まれているかはちょっと疑問かも。
ただ,C問題を解く場合は,この本のレベルは着実に消化しておかないといけませんから,超英塾さんのC問題のリスニング対策に入る1段階前としてこれで練習するのはありかもしれません。
なお,今回のエントリは,随時アップデートはしているものの初稿は6月末のものです。
したがって,初稿の公開時点では,まだ発刊されていない書籍が少なくありません。
その点は,くれぐれもご了承いただければと思います。
内申点などの情報については,その2の方をお読みいただければと思います。
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