Wikipediaとの付き合い方 その1

16:16:00
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日本でもWikipediaの知名度はかなり高まってきていますし,ちょっとした調べものに利用する人も多いと思いますが,今回からしばらくはWikipediaとの付き合い方について述べておきたいと思います。

まず,WikipediaはアメリカのWikimedia財団によって運営されているサイトの1つで,Wikipediaだけでも英語版や日本語版をはじめ,様々な言語版が運営されています。

Wikimedia財団が運営している主なサイトは次の通りです(意図的に省いたサイトもあります)。


  1. Wikipedia(フリーな百科事典を作成していくプロジェクト)
  2. Wikimedia Commons(フリーな電子ファイルの集積場)
  3. Wikibooks(フリーな教科書・参考書・マニュアル本などの教科書類を作成していくプロジェクト)
  4. Wiktionary(フリーな辞典を作成していくプロジェクト)
  5. Wikisource(フリーな情報源を集積するサイト)
  6. Wikinews(市民参加型のニュースサイト)
  7. Meta-Wiki(各プロジェクト間の調整など)

ただし,日本語話者の大半は残念ながらWikipediaしか知らない? のが現状でしょう(Wikinewsはもっと人が増えてもよさそうなものなのですが)。

さて,話を戻しましょう。
まず,Wikipediaを利用する際に,初めに意識しておかなければならないのは「ウィキペディアは誰でも編集できるフリー百科事典です」ということです。

誰でも編集できるということは,ぶっちゃければ素人だろうが玄人だろうが悪意を持った輩だろうが何も問題が無ければ編集は可能なのだということです。

したがって,記事を閲覧するタイミングによっては,嘘っぱちが紛れ込んでいることもないわけではありません。性質が悪い人の中には警察に通報されるようなことを書いていく人もこれまでにいたようです。編集する人が気付けば,たいていは直されていきますが,気づかれにくいものはそのまま残ってしまう可能性が高いのです。

ですから,Wikipediaに書いてあることはそのまま100%信用できるというものもあるでしょうが,どこか誤っているところがあるかもしれないから注意深く読み込もう(場合によっては,その情報源に当たってみる)とする姿勢が必要です。

当然,誤りを見つけた場合,訂正できるのであれば,すぐ修正してしまっていいわけです。ただし,その場合にも注意すべき点がありますが,追々述べていきたいと思います。


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