【2018年度入試】大阪府立高校入試・特別選抜社会科問題分析:その1(入試の体裁・解答形式・配点)

16:21:00
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久々のブログ更新となります。

仕事がバタバタしてなかなかブログ更新ができませんでした。
申し訳ありませんm(_ _)m
高校入試 合格祈願

それはさておき,昨日,いよいよ大阪府立高校入試で2018年度の特別選抜が行われました。
大阪府の公立高特別選抜に3600人(YOMIURI ONLINE)

そこで当ブログにおいても,例年のように特別選抜試験を分析していきたいと思います。
毎年のように,今回・次回の2回に分けて書いていきたいと思います。

一般選抜を受験する人は,今日の新聞に掲載されている問題をよくチェックし,実際に解いてみると良いかなと思います。

特に,一般選抜のA・B問題採択高校を受験する人にとっては,出題傾向の分析の点においてかなり参考になるはずです。
ぶっちゃけて言えば,一部教科に関してはここはもう出ないという部分を把握できる,またとない機会ですので。

さて,入試問題の方は今朝の朝日新聞にて入試問題と解答が公開されていたものを見てのコメントになりますので,体裁の方については,昨年の問題(府教委HP)を閲覧したものと突き合わせての推測となります。
その点については,悪しからずご了承ください。

体裁について

入試分析
体裁は今までと同じく,問題用紙はA3・2枚と考えられます(おそらく両面印刷?)。
左右をA4用紙に分けて考えれば,問題の1ページ目は基本的に1大問につき1ページ構成でしょう。
2ページ目は大問3が0.5ページ,大問4がA4・1.5ページ分ぐらいだろうと考えられます。

問題・解答について

各大問の小問数・配点について

問題については,まず,各大問の分野・小問数・配点を分析してみました。

それが次の表になります。

大問分野小問数配点
1地理
歴史
記号:6
用語:1
記号:8
用語:2
2歴史記号:5
用語:2
記号:6
用語:4
3公民記号:4
用語:4
記号:6
用語:6
43分野記号:6
用語:2
文章:1
記号:7
用語:4
文章:2
合計記号:21
用語:9
文章:1
記号:27
用語:16
文章:2
というように,記号偏重傾向は変わっていません
配点数をパーセント表示にしてみると,記号選択が60%,用語・人名解答が35.6%,文章記述が4.4%となっています(単純に小問数だけでパーセントを出すと記号選択が67.7%にもなる)。

なお,記号選択の1小問が2個で完答問題となっています。

3分野別では?

地理・歴史・公民で分けると,次のような感じになります。
  • 地理:10小問(14点)
  • 歴史:11小問(17点)
  • 公民:10小問(16点)
という感じで,一見すると地理が少なめに見えなくもないのですが,見た目に反してと言えば失礼かもしれませんが,3分野の小問数・配点のバランスはきちんと取れています
ちょっと地理の配点が少なめに感じなくもありませんが,見事にバランスが取れています。

昨年度からの変化

2017年度までと2018年度でどう変化した?
一番大きな変化は,これまでの特別選抜試験でずっと出題されていた大問1の一問一答レベルの小問集合が無くなったという点です。
全体的な感じとしては,直近の話で言えば,出題傾向を一般選抜にかなり寄せてきたという見て良いでしょう。

社会に関して言えば,特別選抜だけではなく一般選抜の過去問も練習していた人に有利に働いただろうという感じですね。

私からすれば,かつての前期試験で行われていた総合学科の社会の傾向に回帰してきたなあとも思うのですが,それも10年ぐらい(以上だったかな?)前の話ですが……。

問題のレベルとしては,昨年度までより難化したのではないかと考えて良いのではないでしょうか。
次回でも触れますが,地理の統計資料を使った計算が相変わらずきつめです。

最期に

基本的に,特別選抜の問題は一般選抜の問題がどのように出されてくるのかを考える上で,非常に示唆に富んでいるものだと思います。

社会は,同じ設問は一般選抜では出されなくなるのが,これまでの傾向です(同じものを出したら芸が無いというか,お話にならないですからね)。
なので,特別選抜でここが出されたから全く同じ解答になる設問は出てこないと学習内容の絞り込みに使うことも可能でしょう

なお,英語C問題を受験する人は特別選抜の英語を解く必要はありません。
国・数は難度の違いはあるでしょうがB問題はサッと流す程度に解いてみると良いかなと思います。
ササッと流す形で解いてみて高得点が取れないと……というところでしょう。
C問題を受験する人で特別選抜を解いてみようという人は本来の試験時間よりも解答時間を短縮して取り組んでみると良いでしょう。

余談:最期の実戦的練習にはコレをどうぞ↓

過去問に慣れてくると,答えを覚えてしまったなどと意識が緩みがちになります。
過去問でおおよそ掴んできた時間配分がその通りできるかなど,実践的な練習も大切です。
そういう点で,次の予想テストは時間を計って実戦的に取り組むことで時間配分のペースが正しかったかなどを確認することができるでしょう。



なお,この予想テストを使う場合ですが,英俊社から訂正情報が出ていますので,リンク先(英俊社HP)もご参照を。

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