選挙権を持ってるなら、選挙で有効な投票をするべし

いよいよ衆議院議員総選挙が公示され，選挙戦が始まりました。

社会科では中3の公民などで基本的人権や選挙のしくみなどを学習しています。
参政権は基本的人権の中の1つであるということは言うまでもありません。

日本で参政権に関する話といえば，歴史では自由民権運動や第二次護憲運動などが挙げられます。現在のように，男女問わず普通選挙ができるようになるまでは，先人のさまざまな活動・運動・法改正があってのことです。

さて，つい先日，2chなどでも話題になったニュースがありました。ニュースの詳細は次のリンク先をお読みください。

選挙での「白票」を「社会を変える力がある」とミスリードする謎の集団「日本未来ネットワーク」のサイトが突如出現（exciteニュース）

まず「白票」に「社会を変える力」などありはしません（しょうもない名前などを書く行為も同様です）。こういうことをすれば，強い組織票の地盤を持つ一部の政党の候補を不用意に利するだけでしかありません。

選挙での鉄則は，「ベストな候補者・政党があればそこに投票する」「ベストがいなければベターなものに投票する」ことに尽きます。先人の方々が苦労して獲得してきた権利をみすみす無駄にするようなことはすべきではありません。選挙管理委員会が配布する選挙広報などをよく読み，投票先を選択することが大切です。

また，投票率の低下問題（特に若年層）も良くないことです。若者の投票率が上がらないということは，高齢者層の意見ばかりが政治に吸い上げられる可能性が高くなります。選挙前は各政党とも投票してくれそうなところに都合のいいことを言いますから。

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