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大阪戦略調整会議の設置に関する条例制定の件(大阪府議会HP)
リンク先をお読みいただければわかるのですが,正気の沙汰とは思えない条例案です。
問題点は様々あるかと思います。
まず,大阪戦略調整会議(以下,大阪会議と略記)委員の内訳は条例案では次の通りです。
第五条の会議の委員は,知事,大阪市長,堺市長,府議会推薦の府議9人,大阪市会推薦の大阪市議9人,堺市議会推薦の堺市議9人となっています。
他に専門部会を置く場合は,他市町村の首長・議員の代表・学識経験者となっています。
大阪全体のことは,まずは府知事と府議会の管轄ですし,それぞれの市町村と調整が必要なことは府とそれぞれの市町村が協議して妥結しなければならないはずです。しかし,この会議が行われる場合,悪い見方をした場合,堺市と大阪市がグルになってしまえば,大阪府は府政の首根っこを押さえられることになりかねませんし,それは,堺市・大阪市の代表が他の市町村に関することにも横槍を入れられる権限を得ることでもあるはずです。
二重行政の解消をと条例案で訴えるのは結構ですが,そういう意識を本当に持っているなら,過去の恩讐は忘れて,維新と手を組んで推進すべき政策を実行したり,大局的な見地から政治判断を下したりという度量を大阪自民は持ち合わせておくべきだったのではないでしょうか。
国政での自民党は信頼に値すると思いますが,都構想への対案とはいえ,こんな性質の悪い条例案を出してくるとはさすがにどうかしてますね。
府民・市民をおちょくるのもいい加減にしやがれと吐き捨てざるを得ません。今回の条例案は,相当大阪自民への信頼を傷つけたといって間違いはないと思います。
他にもTwitter上で,本条例案に対する批判が様々あります。そちらも併せてお読みいただくと良いかと思います。
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