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子ども達の読書離れ対策について教えてください(「市民の声」Q&A・堺市HP)
読書はやらないよりはやった方がいいのは間違いないのですが,読書したからといって国語力が高まるわけでもありません。
堺市も読書活動への意欲付けはやってるとのこと。こういう活動は評価されるべきことなのですが,そもそも読書効果が上がる国語の教科指導ができているのか,そこも重要なポイントになるでしょう。
全国学力テストの成績は振るわず
堺市の小中学校学力、国語は全国最低レベル(コミュニティ2525)堺市は全国学力テストの平均点が例年振るわない現状です。となると,全体的に国語の教科指導にそもそも問題がある気がするのですが……。
26年度の全国学力テストの結果分析の3ページ目を見ても「読む能力」が全国平均に大差が付けられていることも考えれば,筋道立てた文章読解の指導ができてないのでは? と疑わざるを得ません。
国語でどういう能力を養成する必要があるか?
「文章の要点や筆者の主張がどのようなものなのかを掴む能力(要はスキミング)」「自分の意見を筋道立てて文章化できる能力」とかを論理的な読み方や論理的な文章を書いていける能力を重視して育成することが,これからの社会を生きていく上で求められる国語力ではないかと。かつては「文章を味わって読む」ことが謳われていましたが,「味わって読む」のは国語の様々な力が身に付いてからこそできる最終段階だろうと私は思っています。
そういう意味では,学校の教育現場においても受験国語的な筋道立てた文章読解の手法を取り入れ,フィーリングに頼らない国語指導が必要だと思います。
そういう観点から,小学校でも特に高学年は教科専任制を軸にしていくことが必要なのではないかと思っています。
疑問点
平成26年度全国学力・学習状況調査保護者向けリーフレット(堺市HP)で保護者向けの内容は書かれています。これは確かにその通りなのですが,学校教育の現場はこのように改善しますという内容が結果分析の方を見ても具体性に欠けるなあと思わなくもありません。
まあ,国語は教員によってアプローチがかなり違うこともあるでしょうから,ああいう風にしか書きようはないんでしょうけど。
たしかに,全国学力テストのスコアだけが教育のすべてではないのは事実です。しかし,全国学力テストの平均点が低いことは堺市そのものの評価を下げることになります。
こういう不名誉な汚名はさっさと返上していただきたいものですが……。
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