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大半の入試が終わり,合否結果も発表されたことだと思います。
現中3生のうちほとんどの人は,新高1生となっていくことでしょう。
進学先の高校が自分の心から志望していた高校か不本意で進学する高校かは人により様々でしょう。
ですが,高校入学後は中学で学習していた内容よりもはるかにヘビーな内容が待ち構えています。
国数英は春休みからスタートダッシュを!
国数英あたりは,進学先の高校からおそらく宿題という形で,中学英語の復習に名を借りた高校内容の予習教材や,数学の因数分解(高1で学習する公式を使う問題も含む)などの大量の計算練習などヘビーな春休みの宿題が課されることと思います。せっかく中学校を卒業し,入試から逃れてホッとできる時間と言いたいところなのですが,ここで手を抜かずきちっと仕上げておかないと,高校入学後に一気にガタが来ます。
実際,高1の中間テストで一気に先が見えなくなるほど挫折する生徒さんも多いです。
自分も英語で完全に心が折れましたし……(数学も心が折れかけたものです)。
何事も最初が肝心ですので,その点お忘れなきよう。
スタートダッシュに向いた参考書
各教科によって,学校で購入する副教材によっても要・不要は異なってくるでしょうけども,国・数・英に関しては次の書籍で地力を養うと良いでしょう。国語編
国語は,高校入学後は古典文法とか漢文とかも入ってきますが,やはりそれまでに現代文あたりの基礎をしっかりとやっておきたいところ。そういう意味で,現代文の参考書にはどうしても合う合わないの個人差が強く出ますので,いずれの本にしても賛否両論はありますが,早いうちから基本的な読み解き方の軸は作っておかなければ,どうにもなりません。
筆者としては,講義式の出口本を軸にして,問題演習は他の本で補う形が良いのではないかと思います(勉強法が分からないのであれば,出口先生の勉強法についてのはじめからていねいにを一読してアプローチするのも良いでしょう)。
そうでなければ,船口さんの現代文+他の本でしっかりやるかでしょう。
なお,現代文の語彙力に関しては,自分で辞書を引くなりして自分で強化する必要があります。
出口 汪
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船口 明
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数学編
数学は,高校によってはチャート式(青~白チャート)やそれに類する参考書兼問題集を副読本として採用している高校があります。そういう高校であれば,取り立てて新しく参考書を買う必要は無いでしょうし,その参考書をしっかりと周回してやり込むことが大切です。ただし,そういう厚めの参考書兼問題集を副読本として採用せず,傍用問題集として定評のある数研のシリーズもの(4-STEP,オリジナル,スタンダードなど)を採用しているところも少なくはありません。
4-STEPやオリジナルあたりとなると,レベルが上がるにしたがって難しくなるのは事実ですから,そういう高校に進学したけど数学が苦手だという人は初歩を固められる参考書を手元に置いておきたいですね。
中学段階から数学が他教科に比べて苦手だったという人は数研の白チャート(基礎レベル)か黄チャート(基礎~入試標準レベル)で基礎~標準をしっかりと固めて上のレベルに持って行ければいいと思います。
英語編
中学英語と高校英語は世界が違います。中学英語の延長だろ? などと高をくくっているとあっさりと打ちのめされます。高校では桐原書店のForestとかが副教材として採用されているところが多いのではないかと思いますが,それに入るまでの繋ぎとして,以下の2冊をスタートダッシュ用にお勧めしたいと思います。
大岩 秀樹
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今回は,3教科の一部についての参考書を紹介しました。
どうしても進学校になればなるほど,授業進度・消化しなければならないレベルは相当なものになっていきます。
予習・復習のレベルも一気に強烈なものになります(予習よりは復習ベースにはなるでしょうけどね……)。
理科・社会は高校によって結構異なるので,参考として下に書いておきます。
特に,理科・社会は文系・理系,国公立大狙いor私大狙いでもかなり立ち位置が変わりますので……。
社会科に関して
なお,社会科は高校入学後は次のように細分化されます。- 地理→地理Aor地理B
- 歴史→世界史AorB,日本史AorB
- 公民→現代社会,倫理,政治・経済
進学先の高校によってどの科目が選択されるかは様々ですし,高1でどの科目を学習するかという点も絡みますから,何とも言いにくいところです。
たいていは,世界史AorBと現代社会or政治・経済の組み合わせになるのではないかと思いますが……。
たいていは,世界史AorBと現代社会or政治・経済の組み合わせになるのではないかと思いますが……。
一般的には理系の方であれば,地理・歴史はA科目,公民は現代社会が選択されやすいと思います。文系であれば,B科目が中心となるでしょう。
理系狙いの人は,定期テストとセンター試験で高得点が取れるようになっておけば大丈夫です。
逆に文系の人は大学入試の二次試験で歴史のどちらかの試験が必要となることが多いです。地理や公民を二次試験で出題しているところは限られていたと記憶しています。
理科に関して
理科に関しては物理・化学・生物・地学の4分野に分けて学習することになる高校が多いでしょう(そのうち,物理・化学・生物の3分野が軸)。高校の中には「科学と人間生活」を履修するところもあるでしょうけど,大学入試で理系学部学科に進学希望ということになれば,物理・化学or生物・化学のどちらかが求められることになります。
理系に行きたい場合,「高校化学は暗記で済んだから,大学で学ぶ化学も暗記で済むんじゃないか?」という安易な発想で化学系の学部に進学するのはやめておきましょう。
そういう発想で化学系の学部・学科に進学すると,大学入学後に「物理化学」などの科目で確実に地獄を見させられる破目になります。
大学で履修する化学系の科目は,一部は暗記でごり押せるものもあるにはありますが,大半は物理・数学が絡み込んでいる科目が大半です。
最後に
春休みは,中学生時代の友達と遊べる数少ない時間でもあります。高校に入学した後は,そういうこともめっきり減ります。
高校から課せられた宿題をバリバリやり込む時間・復習する時間+友達と遊ぶ時間をメリハリ付けて過ごすことが大切です。
ダラダラと遊びに流されてしまうと,後のツケは洒落にならないものになります。
それに,記事を書いた時点ではまだ,新高1の皆さんは「入学予定者」である点にも注意が必要です。高校は中学までと違って,義務教育ではありません。
その点を忘れてしまってはいけませんよ。
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