イオンについて述べた記事の一部に違和感を感じた

23:52:00
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イオンに異変、業績悪化で株価急落 総合スーパー、消費者離れ深刻化で迫る終焉(Business Journal)

上の記事を読んでみましたが,ほとんどはそうだなあと納得しながら読んでいたのですが,一部の記述に私は違和感を感じる箇所がありました。文脈の前後関係のこともありますので,違和感を感じた箇所とその周辺を次に引用します。
日常の買い物は、コンビニエンスストアや、アマゾン、楽天などのインターネット購入へシフトしてきた。リアル店舗で探し回るより、ネットでの大量一括比較、そして検索型のショッピングが効率的となってきた。もしくは、専門店チェーンへ行くこともあり、野菜や総菜などの日々の購買なら中小規模のスーパーで済ませることも多い。逆に贈答品などの一部高級品は、伝統的なブランド力がある百貨店で購入する。
「インターネット購入へのシフト」「専門店チェーン」「贈答品などは百貨店で購入」には異論はないのですが,「野菜や総菜などの日々の購買なら中小規模のスーパーで済ませることも多い」という書き方は違うと思うわけです。

私からすれば,「中小規模のスーパーで済ませることも多い」ではなく「中小規模のスーパーを選択して購入している」という記述の方が正しいと思います。
というのも,イオンでは売り場がPBの「トップバリュ」に結構占領されていることもあり,NBの選択肢が非常に減少しているので,買い物に行ってもわくわく感がしないんですよね。それにトップバリュの一部製品なんかはもうまっぴらごめんという商品もあります。
また,他の中小スーパーだと商品構成などで地場産品を積極的に取り扱ったりするなど大手とは何らかの形で差別化を行っています。まあ,CGCや生活良好といった数社間での共通PBも取り扱っていることは否定しませんが,各スーパーごとに工夫がこらされているのは事実なわけです。

そういう状況で,消費者が周囲にスーパーが複数ある場合,イオンをわざに購入先として選択しないと思います(買い物時間などでやむを得ない場合を除く)。商品の品揃えや特売品にもよるでしょうが,周囲に別のスーパーがあればそちらを選ぶ人の方が多いのではないでしょうか。

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