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微細藻由来バイオ燃料製造のための屋外大規模培養試験設備を建設(NEDO)
ボツリオコッカスの株を利用したバイオ燃料生産の屋外大規模培養試験設備が鹿児島県に建設されているそうです。このような藻類を利用したバイオ燃料は,現時点においてはまだまだ原油や天然ガスに比べれば高価かもしれません。
しかし,国産で賄える可能性のあるエネルギー源の1つとして技術を蓄積・発展させておく必要は十分にあります。こういう技術が発達し,生産量が増大することは海外との交渉の際に1つの有力なカードとなり得るからです。
当面の新エネルギー源の有力候補は,まずはメタンハイドレートでしょう。ですが,このボツリオコッカス株などの藻類由来のバイオ燃料や従属栄養生物(例:オーランチオキトリウム)も今後の研究・実証実験次第ですが,ポテンシャルは十分に持っているはずです。
例えば,堺市あたりだと臨海地域の埋め立て地で有効活用されていない土地などはこういう方向に利用するのもありじゃないでしょうか。大阪市の夢洲の方はカジノ建設候補地でしょうけど。
臨海地域の火力発電やごみ処理場で発生するCO2を培養槽に送り込めば藻類に吸収させることもできるんじゃないかなと思ったりするわけです。
ちなみに,オーランチオキトリウムなどの実証実験を行っている仙台では焼却炉のCO2も活用する構想のようです。
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