大丸に空港型の免税店ができるかも？

空港型免税店が大丸に出店か？

空港型免税店　大丸心斎橋店か梅田店に出店、新関空会社が検討　関西で初（gooニュース・引用元：産経新聞）

大丸としては，これが実現すれば海外観光客の取り込みの面でも周辺の百貨店よりもかなりの強みを持つことになるんだろうなあと思います。

昨日の近鉄百貨店・阿倍野本店に関するエントリでも少し触れましたが，ただでさえ，梅田店はJR大阪駅や地下鉄の梅田駅に隣接していますので，大阪市内だけでなく京都や神戸へのアクセスも極めて良好ですから，空港型免税店が入居となれば鬼に金棒という感じがしますね。
特に，春節商戦は他の百貨店よりもかなり優位に立てる可能性があると思われます。一応，元のニュースの方では近鉄の阿倍野本店にも出店を計画しているようですが，大丸梅田店に出店となれば，阿倍野本店に出店しても，阿倍野本店はかなりきついでしょう。

心斎橋店の方は建て替え計画との兼ね合いが……

上のニュースでは心斎橋店も出店候補となっていますが，私個人としては心斎橋店に出店するのはありだけども，ちょっときついかなと思わなくもありません。
というのも，心斎橋店は建て替え計画の話も出ていますので，建て替え・改装計画の進捗具合によって，店の場所がちょくちょく移転することになるんじゃかな？　と思うわけです（場合によっては，館そのものを移転する可能性もあり得るでしょう）。

写真は撮れていないのですが，現在，南館に隣接しているビルの商業店舗が閉店して，ビルの取り壊しが行われていることも鑑みれば，大丸心斎橋店はまず，南館を建て替えていくのだろうと推測できます。

私が思うに，心斎橋店に出店するとしたらとりあえずは本館か北館になるとは思いますが，南館の建て替えが一段落したら，館を移転することになるんじゃないかと思わなくもないです。
北館に出店すれば移転は最小限で済むでしょうが，本館になればそういうわけにはいかないでしょう（南館の建て替えが終われば，本館を建て替えるでしょうし）。

本館はヴォーリズ建築の代表作でもありますが，何より建物が老朽化してきているのも否定できない事実です。
建て替えるにしても，ヴォーリズ建築の雰囲気・意匠はしっかり残してほしいものです。できれば，石造りの階段装飾と言えばいいのでしょうか，ああいったまだまだ使えるし，雰囲気を醸し出しているものは大切に使っていってほしいですね。

参考資料：～ W・M・ヴォーリズと大丸心斎橋店の建築美～（大丸心斎橋店HP）

2015年3月9日12時16分追記：大丸心斎橋店のヴォーリズ建築の特集ページへのリンクを追加しました。

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