ファミマとサークルKサンクスは統合しても多分セブンには勝てない

経営統合協議が始まった

現在，ファミマはユニー（サークルKサンクス）との経営統合を狙っているようですが，私からしたら選択肢が狭まることもあるのでなんだかなあと思います。
ファミリーマートとユニーＧＨＤ、経営統合を検討＝関係筋（ロイター）
先ほどのNHKの17時のニュースで協議開始と報じられました。

経営統合しても今のままのファミマでは多分勝てない

なぜ，ファミマはセブンに勝てないか。
その答えはただ1つ。ファミマは主戦場となるおにぎりや弁当でセブンに勝るコストパフォーマンスのいい商品を作れてないからではないでしょうか。

今は，原材料の値上げのこともあって多少差は縮まったかもしれませんが，今のままではセブンに勝てるかどうかは期待できないです。
現状のままでは，いくら経営統合を果たして規模を拡大し，調達や物流を効率化したとしても，商品面でセブンに勝てなきゃ勝ち目はないままだと思いますね。

他にも，ポイント制度の改悪（ヘビーユーザーにとっては改善）でライトユーザー層は結構離れたのではないかと思いますし，SVによるクオカードの窃取問題でフランチャイズオーナーへの不信を与えたりとファミマ自身が自滅することをやらかしてるのも無視できない要因の1つでしょうね。
まあ，本部とフランチャイズの関係はセブンの方もいろいろ報じられていますけどね。

ローソンのアニュアルレポートに掲載されている情報からは各コンビニとも全店の売上高は伸びている傾向ですが，店舗数自体がかなり増えています。1店舗当たりの平均売上が伸びているかどうかも大切な指標になると思います。

ポイントサービスは統合したらどうなる

今回は，ファミマ（Tポイント陣営）とサークルKサンクス（Rポイント陣営）との経営統合となるとポイント制度はどちらかに一本化される可能性が高いのではないかと思います。経営統合がされた場合，順当にいけば各店舗ともTポイントへ切り替わることになるのでしょうが，それはそれで面白くないですね。
経営統合をきっかけにファミマがRポイントに寝返ったら面白いのになあ。

電子マネーやポイントサービスに関しては，かつてはファミマの方がTポイントの付きが良かったこともあって，セブンより少し分は良かったかなと私個人は思っていたのですが，改悪で微妙になりました。
それでもnanacoのポイントよりTポイントの方が大阪では汎用性が高いのは否定仕様がありません。

私の自宅近辺の行動範囲にはファミリーマートが2店，ローソンが1店，歩いていけるところにサンクスが1店，しばらく歩かないと行けないところにセブン・イレブンとミニストップがそれぞれ1～2店あるような状況です。

自宅近辺では，ウェルシア（旧イレブン）が昨年の9月からTポイント制度を大きく改善してきましたので，ファミマとウェルシアの両方で買える品はウェルシアで買った方が安上がりでポイントも貯まりやすいのが実情です。ウェルシアだと運が良ければボーナスポイント対象の商品もありますし。

ファミマ本部はセブンに勝ちたいんなら，もっとユーザーを取り込める商品作りやサービスの提供をやらなければならないでしょう。

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