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[大阪府中学生チャレンジテスト] ブログ村キーワード
前回のエントリに引き続き,今回はB問題の集計結果を確認していきたいと思います。
気になった設問の集計結果
大問1
大問1はA問題と共通です。B問題の選択者の方はA問題に比べて,全体的に平均正答率が1~5ポイントほど低下している傾向が見られました。一部の設問は6ポイントや8ポイントほどの差がついています。
- (2)①→正答率は52.1%と過半数ではありますが,無回答率が20.7%と結構高くなっています(A問題の無回答率も17.5%と高め)。地理は,教科書間の記述内容の差があるため,用語を答えないといけないという設問は少なめにはなりますが,このレベルの重要語句は頭に叩き込んでおかないといけません。
- (2)③→正答率は33.4%,無回答率は13.4%でした。前回のエントリでも述べましたが,鉄鉱石と石炭の輸入相手国の区別ができなかったものと思われます。
他の設問については,A問題の結果分析の方(前回のエントリ)をお読みください。
大問2
大問2もA問題と共通ですが,B問題の選択者の方はA問題に比べて,全体的に平均正答率が1~5ポイントほど低下している傾向が見られました。一部の設問は8ポイントほどの差がつくものもありました。
- (1)→明石市の経度を答える問題ですが正答率は54.3%でしたが,A問題の正答率と比べると8.3ポイント低いことがわかります。この差が一体何に起因するものなのかが気になります。この問題が正解できないと時差の問題で点が取りにくくなる可能性が高いです。
- (7)①2→正答率は49.7%,無回答率は21.9%でした(A問題では正答率が52.8%,無回答率が20.5%)。○か×しかないのであればやむを得ませんが,配点の高い文章記述問題では答案の内容によっては部分点が付く場合も多いので,無回答は避けたいところです。まあ,この問題の背景を正確に理解しようとすると,中3公民の経済分野(需要と供給)を理解する必要がありますけども。
他の設問については,A問題の結果分析の方(前回のエントリ)をお読みください。
大問3
全体的に,正答率は高めだったように思います。ただし,教育出版の教科書を使ってる生徒さんには,正距方位図法の設問は相性が悪かったかなあと思います(正答率だけを見ればそんな感じでもないのですが……)。
- (6)→正答率は44.9%でした。誤答の方は9時間を選んだ人が3割強いたようです。単に,日本とロンドンの時差を計算しただけで終わってしまっていると思われます。この問題については,向こうの飛行機出発時間を日本時間に直し,日本での到着時間までどれぐらいの時間がかかるかを求めればいいわけです。
大問4
大問4のみ歴史の問題です。歴史に入るとA問題と同様,用語や文章記述問題での無回答率が高くなっています。重要語句はよく暗記しておき,アウトプットも確実にできるようにしておきたいところです。
- (2)→正答率が40.1%ですが,無回答率が25.1%と高めです。A問題でも書きましたが,江戸時代の農具(千歯こき,備中ぐわ,唐みなど)はなるべく押さえておきたいところです。
- (3)①→正答率が26.4%,無回答率が28.9%と高めです(A問題より無回答率は低い)。おそらく室町時代~戦国時代あたりの「座」と勘違いした生徒さんが少なくなかったと思われます。
- (3)②→正答率が33.7%と低めでした。年代の並び替え問題は,実力テストや入試などで避けて通れない問題です。物事の前後の流れをよくつかんでおきたいところです。
- (6)→正答率が39.7%と低めでした。アヘン戦争に関連する三角貿易は出題単元が限定されている実力テストとかでは頻出ですので要注意でしょう。
- (9)→正答率が14.1%と特に低かったです。誤答は廃藩置県とかと勘違いした人が多かったのかもしれませんが,無回答率が40.3%と高かったですね。
- (10)→正答率が19.4%とこの問題も低かったです。誤答はア~ウがそれぞれ3割弱だったようです。一応,確認しておくと,アは価値ではなく面積,イは地租と地価が逆,ウは2.5%になっていますのでそれぞれ誤りとなります。選択肢のアの書き方は良くないですね。
- (11)→無回答率が37.1%と高かったです。この設問はどちらかというと公民の基本的人権とも関連するところなので,中3になれば確実に書けるようにならないとまずいでしょう。
まとめ
歴史分野の語句を答えさせる問題の無回答率は高いですね。まあ,中2だったこともあり,中だるみしていた人も少なくなかったのではないでしょうか。
これからは数学や英語がどんどん難化して,そっちに時間が取られてしまいます。地理・歴史の基礎固めはお早めに。
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