スポンサーリンク
佐野宇久井氏撮影:CC BY-SA 3.0非移植 |
堺市南区槇塚台にあるプール学院大が,4年制大学を廃止して短大のみになるそう(2019年春で大学は廃校)。将来的に,堺市内の大学は1校減少するということになります。
大学のホームページではまだ,上の件は公式発表がなされていませんが,国際文化学部は次年度から募集停止となることはすでに発表されていたことから,教育学部一本でやっていくのかなという状況でした。
記事によると,その教育学部も2017年度から教員・カリキュラムごと和泉市の桃山学院大に継承する方向のようです。
たしかに,プール学院の教育学部や静寂なキャンパスに憧れて入学したという人は少なくなかったかもしれません。
ようやく慣れてきたキャンパスを移動しなければならないのは大変だと思いますが,和泉中央の桃山学院大も捨てたものではないはずです。駅からのバスもちゃんと出ていますし,一応,歩いていけなくもありません。
他学部の人たちとの人的交流もより広げられるチャンスになるかもしれません。そういうことも大切だと思います。1つと受け止めて,より勉学に励んでほしいところです。
ちなみに,両大学間は南大阪地域大学コンソーシアム単位互換制度に加盟していますから,プール学院大の学生さんで桃山学院大の様子や講義がどのようなものか気になる人は,単位互換制度を利用して,空き時間に桃山学院大の講義を受講してみるというのも一手ではないかと思います。
私立の教育機関の生き残りは大変
たしかに,少子化の昨今,大学や短大・専門学校などの生き残り競争は大変です。上の朝日の記事にも書かれていましたが,同じキリスト教系の大学であった聖トマス大学(兵庫県・旧英知大学)の閉校なんかも記憶に新しいところです。
ただ,たいていは短大や専門学校を4年制大学に改組する形で生き残りを図る場合が多いわけです。
例えば,短大を改組して4年制大学にした事例は,東京のヤマザキ学園大学みたいなパターンです。また,専門学校を4年制大学に改組した例としては,堺市内の鳳にある大阪物療大学が挙げられます。
プール学院は逆に短大を残して,4年制大学をなくす方向で動くようです。
全国的には短大は年々減少してきていますので,うまいこと個性を発揮させられれるカリキュラムを組んで,存在感を出していってほしいところです。
追記2015年11月26日
プール学院大教育学部、桃山学院への継承合意(YOMIURI ONLINE)
プール学院大の教育学部は桃山学院に継承されることが正式に合意され,基本合意書に調印されたと報じられました。
正式に継承されることとなりましたが,桃山学院大の雰囲気を体験したい場合は単位互換制度を上手く利用してみましょう。桃山学院大はプール学院大から泉ヶ丘駅までバスで出て泉北高速で3駅移動後,徒歩かバスで向かうことになります(バスの方が便利ですが徒歩で通うことは可能な距離です)。
興味を持っていただけたようでしたら,下の3つのバナーのそれぞれをクリックしていただけたら幸いです。また,他のブログを探す一助としていかがでしょうか。
スポンサーリンク
スパムコメント防止の観点から,単語入力確認を導入しています。
悪しからず,ご了承ください。
また,感情アイコンは次のボタンをクリックして,コードを確認の上,ご利用ください。
感情アイコン感情アイコン