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大阪府の高校入試に向けての模擬テストについては,複数ありますが,最も有名なのは五ツ木の模擬テスト会であるのは間違いないでしょう。
2学期の学校で行われる実力テストはもちろん最重要ですが,来年度から入試の制度が内申の評価方法をはじめ,大きく変わっていくため,模試で府内の相対的な自身の位置を知っておくことも大変重要です。
先人の格言にも「彼を知り己を知れば百戦殆からず」とあります。
受験関係に話を置き換えれば,実力テストや公立・私立の出題傾向をちゃんと知り,自分の実力を知っておけば,志望校への合格に向けて何をすればいいのかという最短ルートがわかってくるはずです。
大阪府の模擬テスト会について
最有力は五ツ木の模擬テスト会
大阪府内で最有力の模擬テスト会は,様々あるでしょう。通っている塾が作成した塾内模試であったり,大阪進研のVもぎなんかもあります。
ですが,受験人数の規模を考えれば,五ツ木の模擬テスト会を外すことはできないでしょう。
もちろん,大手塾の塾内の実力テストも捨て難いのは言うまでもありません。
中でも,文理学科対策ともなると,五ツ木よりも各塾の文理学科対策模試の方が,より入試を意識した問題構成になっていますから。
ですが,塾に通っていない生徒さんにとっては,五ツ木の模擬テスト会が第一選択になってくるでしょう。
やはり,塾の公開模試や準拠テストなどは入塾者数を確保したいという各塾の思惑もあるでしょうから,二の足を踏んでしまう人も少なくはありません。
五ツ木の模擬テスト会の受け方や範囲表などについては,上の公式HPの方で読んでいただければと思います。
特に,これからの9~11月回の五ツ木の模擬テストは,受験人数が多くなる回(11月回が最大)ですから,模擬テストで得られる偏差値の信頼性は高いです。
ただし,学校でこれまで受けてきたような定期テストとは全くレベルが異なります。
実力テストである程度点が取れている状況でないと,かなりきつく感じることは間違いありません。
それでも,昔の五ツ木に比べれば,小問数が減った教科もあるのですけど。
くれぐれも実力強化or復習は怠らないようにしておきたいものです。
会場校の雰囲気
塾によっては10月・11月回だけを受験させるというところもあります。五ツ木の模擬テスト会は,何より外部会場(多くは各地域の私立高校)を使った模擬テストですから,当日の雰囲気も普段の塾や学校で受けているような試験とは異なります。
残念ながら受験生の中には,試験直前や試験中に体調を崩してしまう人もいます。
緊張しやすいという人は,なるべく9月回を受験して,10月・11月回に向けての場馴れをしておきたいところです(もしくは,常備薬を持参しておくと良いでしょう)。
会場によっては,9月回あたりでは冷房がかなり効いているところもあるかもしれませんので,冷房負けしやすい人は一枚羽織れるものを持っておくと効果的かもしれません。
成績に一喜一憂すべからず
模擬テストの成績で一喜一憂してしまうのが人間の性ではあるのですが,それは正しいことではありません。模試は,結果の分析表や返却された答案から苦手分野を把握し,補強するために有効活用することが大切です。
ただし,11月回は私立の志望校決定の際の有力な資料の1つになることを考えれば,失敗するわけにもいかないところですが……。
五ツ木の模擬テスト会対策は?
五ツ木の模擬テストの過去問を簡単に入手しようと思えば,基本的には五ツ木書房が公式に販売している次の書籍しか選択肢はありません(先輩から過年度の過去問を譲ってもらうといった選択肢もないわけではないですが……)。公式に五ツ木の過去問(昨年度の9~11月回とその偏差値分布)を入手できるのがこの本の強みです。
過年度版が中古書店で見つけられればラッキーです。
今回はサンプルとして改訂前から引き続き,楽天の方での過年度版を掲載しています(2017年度対策のものはどういうわけか楽天でもAmazonでも取り扱いが無いため)。
実際に五ツ木の過去問+府立高校の問題集を購入する場合はお住まいの地域の書店さんで購入するか,次のリンク先を使っていただければいいかなと思います。
- 五ツ木書房のHPから購入
- 紀伊國屋書店 ウェブストアで購入→宅配(要会員登録)
- 全国書店ネットワーク e-honで購入→地域の加盟書店で受取(要会員登録)
対策問題集の改善点
筆者からの要望としては,判型の改善と入試問題の載録年数を増やしてほしいところです。まず,この問題集の判型は例年B4版となぜか大きいサイズを採用し続けているため,取り回しに難があります(かばんとかに入れにくいので,受験生や本屋さん泣かせの一冊)。
受験生のことを考えて,B5版あたりに判型を変更してほしいものです。
次に,府立高校の過去問は2年分しか採録されていないのは難点です。
そのため,コストパフォーマンスの面では難ありという点は否定しません。
なお,大阪府立高校対策の過去問集・対策問題集については,次のリンク先の記事に書いてありますので,次の記事も併せてお読みいただければと思います(既にお読みいただいているのであれば,感謝です)。
・【2017年度入試】大阪府立高校入試に向けて:その1(各選抜の時間配当・配点,参考書の紹介)
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