スポンサーリンク
総論的な内容は,以前に書いた次のエントリをお読みいただければと思います。
今回のエントリでは,来年度の大阪府立高校入試の具体的な内容について,書いていきたいと思います。
入試問題の種類について
来年度入試からは原則として5教科入試となります(定時制などは除く)。
入試問題の種類は教科によって分類が少し異なりますので,まず,それをまとめてみたいと思います。
- 国・数・英→基礎的問題・標準的問題・発展的問題の3種類
- 理・社→共通問題(1種類のみ)
というように,3教科は3タイプ(特別選抜では基礎・標準の2種類),理・社は共通問題で作問されます。ただし,発展的問題が用意されるのは一般選抜のみとなります。
5教科の入試時間の変更
来年度入試は入試時間の方にも手が入ります。発展的問題が選択される教科は入試の問題レベルに応じて試験時間が変わります。そこらへんを次以降でざっとまとめてみます。
1.入試の種類Ⅰ・Ⅱ(基礎的・標準的問題に共通)
標準的問題を選択した高校の試験時間の内訳は次のようなものになります。- 国語・数学:特別選抜40分(45点ずつ),一般選抜50分(90点ずつ)
- 英語:40分+リスニング15分(特別45点,一般90点)
- 理科・社会:それぞれ40分(特別45点ずつ,一般90点ずつ)
2.入試の種類Ⅲ(発展的問題)
次に,発展的問題を選択した高校の試験時間の内訳は次のようなものになります。- 国語:50分(90点)
- 数学:60分(90点)
- 英語:40分+リスニング15分(90点)
- 理科・社会:それぞれ40分(90点ずつ)
国語の作文について
これまでは,国語の試験で作文が出題されたり,小論文が出題されたりしてきたわけですが,来年度入試はそこらへんがまだはっきり固まっていないようです。
少なくとも,長文を書かせる問題は出題するとのことですが,作文という体裁にはこだわらないということが府教委HPで発表されています(リンク先:府教委HPのPDFファイル)。
受験生ができることとしては,今から作文の練習・添削に取り組むことや,長文記述問題に取り組んでおくことが大切だと思います。
特に,作文などは事前にどういうテーマが出ればどういう形で書き上げていくかはあらかじめシミュレートしておくことが大切です。そのためにも,今から練習で書いて添削してもらうことが大切なのです(添削は学校の国語の先生や塾の先生に頼むか,五ツ木の作文添削指導を利用すると良いでしょう)。
どういう問題が出るかは試験本番になってみないとわかりませんが,事前にさまざまな形式に慣れておけば,少々のことは恐れるに足らないでしょう。
試験時間・配点を眺めての感想
特別選抜について
特別選抜の学科試験については,基本的にこれまでの前期入試の総合学科(5教科の時期)をイメージしたらいいのでしょうかね。学科試験が基礎か標準どちらを重視した入試なのかで学科試験での点差が付きやすいか付きにくいかは変わってくると思いますが……。
一般選抜について
発展的問題は基本的にこれまでの後期入試の国・数・英をより文理科の試験問題に近づける感じにしていくのかなという感じがします(実際にどうなるかは当日にならなければわかりませんが)。基礎的・標準的問題についてはほぼ今まで通りであまり変化はないのではないような気もします(国語の作文だけはどうなるかが不明ですが)。
今回のエントリは,とりあえずここまでといたします。
興味を持っていただけたようでしたら,下の3つのバナーのそれぞれをクリックしていただけたら幸いです。また,他のブログを探す一助としていかがでしょうか。
スポンサーリンク
スパムコメント防止の観点から,単語入力確認を導入しています。
悪しからず,ご了承ください。
また,感情アイコンは次のボタンをクリックして,コードを確認の上,ご利用ください。
感情アイコン感情アイコン