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昨日から,京阪神の私立高校入試が始まりました。
今日は,高校と専願・併願によって,面接試験がある人とない人が出てくるかと思います。
基本的に,私立併願で公立合格を目指す人は,今日から公立対策に本腰を入れていくことになります。
一方で,私立専願の人は受験結果を待つことになりますが,1.5次入試を受験する場合は,そちらの方の受験勉強もしておく必要があるでしょう。
大阪府立高校対策
全般的に
大阪府立高校対策は,入試制度の大がかりな変更が入っているため,かなりの変化が予想されています。ただし,理科・社会は共通問題ですから,この2教科については体裁や難度については大きな変化はないでしょう。
まず,特別選抜の人は,試験日までの日数がごくわずかです。
公立対策を急ピッチで仕上げなければなりません。
前期の過去問は基本的に3教科しか載っていないでしょうが,理科・社会の対策として,後期の理科・社会科の過去問もやっておきましょう。
現時点で,理・社に爆弾を抱えている人は,早急に薄い問題集などで基礎を固め直すことが必須です。
A・B問題について
国数英の3教科が3タイプあるわけですが,A・B問題はそれぞれ基礎的・標準的問題ですので過去問で文理科や国際文化科とかの難しい問題を出題する専門学科以外の過去問を使って練習することが望ましいでしょう。C問題について
一方で,C問題は発展的問題です。この問題は,文理科受験生を意識した問題になるでしょうから,昨年度までの前期の文理科用入試問題をかなり意識した作りになるのではないでしょうか。C問題の採用高校を受験する人は,理・社で高得点を取って,残りの3教科でいかに他の受験生に差を付けられるかが勝負の分かれ目になると思われます。
その中でも,文理科の受験生は,全体的に高得点を取りにいかないと厳しい戦いになるかもしれません。
できることならボーダーゾーンより上で合格を確実に勝ち取りたいものです。
一応,作文でも小論文でも対応できるよう,作文や小論文の過去問は,ある程度練習を積んでおき,しっかりと添削をしてもらうことが大切でしょう。
社会科について
復習する内容は,各教科書の共通内容を中心に
大阪府立高校の社会科対策としては,過去問で勉強を進めることは大切です。各都道府県ともそうですが,各自治体によって社会科の地理・歴史・公民それぞれ採択されている教科書メーカーは差異があります。
社会科の公立高校入試では,教科書の違いによる有利・不利が発生しないように,各教科書間の共通内容を軸とした問題が作成されています。
つまり,簡単に要約というか,ぶっちゃけたことを書いてしまえば,復習内容は「基本的には各教科書の共通内容だけでOK」ということなんです。
統計や写真資料あたりは要注意
もちろん,統計や写真,地形図とかの中には,「こんなもの見たことないぞ?」というものに出くわすかもしれませんが,それは,ほぼ受験生みんなに共通した話です。正誤判別問題なんかであれば,これまで教科書や地図帳とかで学んで覚えてきた基礎知識を使い,消去法などで答えを導き出せばいいわけです。
設問文の方にもヒントとなる語句が潜んでいることもあります。
古い過去問での注意点
過去問の年度が古くなれば古くなるほど,最新の統計や法律関係の内容が大きく異なっているということもあります。社会科はそういうことがある点にも注意が必要です。
例えば,発電エネルギー源別割合なんかは数年前の統計までは原子力が2割強~3割弱を占めていましたが,最新の統計はそうではありません。
他にも,衆議院の議員定数の5人削減なんかもありましたし,消費税の税率も2014年に変わりました。これからだと,今年の夏から選挙権の年齢が変わります。
といった感じで,社会科は割とそういった点にも注意を払う必要があります。
府大高専について
府大高専は学力試験型と小論文型があります。学力試験は,高専機構が作成した問題を使用します。基本的にフルマーク式だったかと記憶していますが,難度的にはかなり難しいものがあります。
社会科については,府立高校入試のような文章記述はありませんが,確実に難度は上ですので,ひっかけとかによく注意することが大切です。
勘に頼らず,消去法で明確に回答を選んでいけるようになりましょう。
府大高専志望で学力試験の方を受ける人は気を抜かずに,最後までしっかりと地力を養いましょう。
最後に
まだ,公立対策の過去問などを買い求めてないという人は,早急に買い求めなければなりません。過去問集をまだ購入していないという人は,かつて書いた次のエントリの方もお読みいただき,過去問集選びの参考にしていただければ幸いです。
・大阪府立高校入試の対策問題集紹介
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