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昨年の9月から特定のサイトなどで報じられた堺市の個人情報流出事件ですが,市が専門機関にアクセスログの解析を依頼していたとのことですが,その結果が発表されました。
5月27日提供 元市職員による個人情報流出事案に関する調査結果について(報告)〔堺市HP・PDFファイル〕
読んでいて疑問に思った点は結構ありました。
そもそも,順序がおかしいのかも?
今回は該当職員の処分もとっくに済んでいて,検証委員会も報告書を出し終わっており,この問題の追及には消極的な市議会の定例会を終えてしばらく経ってからの調査結果公表。本来は,個人情報流出が発覚した時点で,然るべき機関にも通報すると同時に,すぐに拡散状況の調査をすべきだったように思います。
まあ,ある程度時期が経ってからの拡散状況も確認するという点ではおかしくはないのですが,本来は初期にやらなければならないことだったのでは? と思います。
厄介な検索サイトからのアクセスがあったんだね……
海外の検索サイトは3社あったとのこと。GoogleやBing(Microsoft)であれば,まだ,対応はしてもらえるだろうと思います。
ただし,中国の検索最大手であるBaidu(百度)については,正直どうなんでしょうかね?
Baidu(百度)は,晋遊舎のPC系の書籍とかを読んでいれば,中国国内での無法っぷりは半端ないというのが理解できるはず(最近は多少は改善されたかもしれませんけど)。
そんな企業に要請したところで,実効性のある対応を取ってくれるかなんて期待薄ではないかと……。
ブログサイトへの調査も中途半端
次に,ブログサイトの調べもはっきり言って甘かったと言わざるを得ないでしょう。例えば,このブログで使わせてもらっているBloggerが漏れています。それ以上に,歯抜けの原因として言えるのは,ブログサイトの構築で人気を博しているWordPressのようなCMSを使ったブログ(ドメインは運営者が各位で取得)が対象から漏れている点です。
国内でのBlogger利用者はLivedoorとかFC2とかSeasaaとかに比べればかなり少ないでしょうが,WordPress利用者はかなり増えてきているのは間違いないでしょう。
調査結果の結論はやっぱり甘い?
インターネットサイト等への調査結果は次のように結論付けられています。今回の調査ではそうだったのでしょうけど,ホンマかいな? というのが正直なところ。専門機関による調査の結果、調査したインターネットサイトやSNSで、個人情報を含むファイルの流出、拡散は確認されなかった。
ぶっちゃけ信用しにくい点はありますし,私からしたら次の一言しか出てこないですね。
\もうね、アボカド/ \バナナかと/
┌┐
ヽ / /
γ⌒^ヽ / / i
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゙、:::::::::::::ノ \_ヽ_,ゝ
U"U U" U
そもそも,この手の実データなんて,検索ですぐに引っかかるような表サイトで堂々とダウンロードできるような代物じゃないでしょうと。
普通に考えれば,裏でこっそり大金を積んで取引されるようなレベルの代物だと思うのですがね。
ぶっちゃけ,アングラ案件ですよ。
そもそも,なぜ,市は専門機関の名を明記しないのか?
報告書を読んで気になったのは,この専門機関っていったいどこなのだろうという点です。調査を依頼した専門機関名は,調査の信頼性を検証する面からも明記しなければならない点だと思いますが,なぜか,伏せられています。舛添都知事の釈明会見の真似じゃあるまいし……。
専門機関名を書いておかないと,調査結果そのものへの疑念が生じるということを市は認識してるのでしょうか。
どこがやったのかがわからないと「調査は本当に行われたのか?」といった疑念が生じる危険性が高いですし,調査会社へ支払われる調査費用も市民の税金からの出費なわけですからね。
市議会の定例会の会議録は,先日,ようやく公開されましたので,そちらについては後日,書き上げたいと思います。
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