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一昨日に行われた大阪府立高校の一般選抜入試について,引き続き書いていきたいと思います。
前回は,主に紙面の体裁(推測込み)と配点からの分析を行いました。
今回は,各大問の概要と並び・大問の配列について,分析を行ってみたいと思います。
その上で,各大問をどういう順で解いていけば良いのかについても考えてみました。
各大問の概要とその並びについて
各大問の概要について
大問1は,万博をテーマとし,歴史(現代)をベースとしながらも中・近世や公民の経済分野(円高・円安)を出題している,昨年同様の分野融合の大問となっています。大問2は,2014年の予算編成・審議の流れを用いた公民(政治・経済分野)の大問でした。
大問3は,各地域の代表的な6か国の国名と統計データが示された世界地理の大問でした。
大問4は,日本の農業と農民の暮らしに関する歴史の大問でした。
歴史の大問は,昨年が「日本の税と土地制度にかかわる歴史」についての問題なので,ちょっとテーマが近過ぎるというか,安直な気がするのですが……?
各大問の配列について
昨年は,分野融合(3分野)→地理(世界地理)→歴史(税・土地制度)→公民(政治)+歴史(現代)という,地→歴→公という順番に並んでいました。しかし,今年は上の概要の方で書きましたが,分野融合(歴・公)→公民(政治・経済)→地理(世界地理)→歴史という配列に変わりました。
今まで通り,どうせ地→歴→公の並びでしょ? と高をくくっていた受験生の人がいたとしたら,虚を突かれてしまった感じに陥ったかもしれません。
各大問を解く順番について
各大問をざっと見た感じでは,文章記述のない大問3が意外に厄介でした。グラフとか写真は割と定番なのですが,ド定番をわざと外した設問や判別が煩わしい表の読み取り問題,人口密度の計算もありますので,解答形式に関係なく,後ろに回した方が時間に余裕ができたかもしれません。
これは,どの分野が得意なのかにもよると思いますが,私なら「大問2→大問4→大問1→大問3」の順で処理したでしょうか。
もちろん,人によっては,完答形式・文章記述・計算を要する設問を後回しにしてということになるかと思いますが……。
上位校・難関校狙いの人にとっては,今年の文章記述問題は全国入試問題集みたいな参考書や記述問題を取り上げている参考書の中では頻出の設問ですから,後回しにせず,そのまま解き続けたとしても,さほど時間のロスは発生しなかったでしょう。
各大問についてのコメントは次回のエントリに譲りたいと思います。
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