中1・中2生の冬休みについて(2016年度版)-その1(国・社)

12:02:00
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勉強 冬休み
12月17日のエントリでは,中3生はそろそろ私立受験校の過去問対策を始める時期ですよということをアナウンスしたわけですが,今回は非受験学年である中1・中2にスポットを当てていきたいと思います。

中1・中2生の人は冬休みはある程度,クラブ活動に時間を割かれる状況にある人が多いのではないかと思います。
もしくは,塾の冬期講習で時間をかなり割かれる人も多いでしょう。

ただ,長期の休みの時期こそ,自宅でこれまでの復習や実力強化にしっかりと取り組めるチャンスです(もちろん,冬休みの宿題も課されてはいるでしょうけど……)。
今回は,その点について書いていきたいと思います。

冬休みは来年1月のチャレンジテストを意識しよう

中1・中2生の人は,まだ高校受験に対してあまり実感がわかない人が多いのではないでしょうか?
中でも,定期テストが得点できているから問題ないでしょ? と思っている人,いたら要注意です。
冬休みは,年明けの1月に控えているチャレンジテストに向けての準備期間と考えてほしいところ。

各学校の評定平均を左右する大切なテストですから,しっかりと得点できるように実力を引き上げていきたいところです(学校の調子が良ければ,それだけ高い評定を確保しやすくなります)。
冬休みは2週間ほどとはいえ,2週間あればこれまでの復習やワンランク上の実力をわずかにでも会得することはできます。
復習や実力強化に取り組んでおけば,中3に入ってからが少し楽になるはずです。

定期テストで高得点できるから大丈夫という油断は禁物

上でもちょこっと触れましたが,「定期テストで高得点が取れれば,チャレンジテストでも高得点が取れるだろう」という甘い考えは自滅の元です。
というのも,学校の定期テストは基本的に一定期間内に学習した内容からしかテスト問題が出題されません。言い換えれば,あらかじめ答えはわかっているようなものなのです。

一方で,チャレンジテストや中3の実力テスト,外部の模擬テスト(例:五ツ木の模擬テスト会,大阪進研のV模擬など)ではこんなの見たことあったっけ? と思ってしまう題材が少なくありません。
特に,国語や英語の長文なんかは確実に初めて読むんやけど? という話ですし,数学や理科の1分野は定理・公式の組み合わせ方が広まります。社会ではなじみの薄い統計資料であったり,写真資料・図版が取り上げられることもあるでしょう。

そういうことも考えれば,国語・英語あたりは,初見の文章でも臆せず読み解けるようになっていく努力が求められます。
特に,文理学科やその次点であるC問題の採用校を目指してるねん! という人ほど,その努力が無いと点数が伸び悩んでいくと思われます。

じゃあ,どういうアプローチをしたら良いのかは,次以降で触れたいと思います。

復習(勉強が苦手な人編)

勉強が苦手な人は少なくありません。そういう人は,まず,しっかりとこれまでの学習内容を復習して基礎~標準レベルを確実に固めたいところです。

今回のエントリでは,分量の関係もあるので国語・社会に絞りたいと思います。

国語・社会について

国語については,初見の文章読解が避けられません。そういうことを考えれば,初見の文章読解のための問題練習を積んでいきたいところです(学校の先生は初見の文章の読解のテクニックなんて教えてはくれないはずですし……)。

次の書籍あたりで文章読解のコツを少しずつつかむのも良いでしょう。
国語が全くわからないという非常に危険な場合は,小学校内容に立ち返って復習し直す方が良いと思いますが,そちらに関しては過去に書いたエントリがありますので,そちらをお読みいただければなと思います。

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社会はとにかく基礎知識を暗記したり,グラフや表の問題を解くコツをつかむことに尽きるかなと思います(文章記述問題も数問出題されるのでできればその対策も)。

基本的に地理・歴史の両方を復習しないといけないはずです(特に中2生の人)。
社会の参考書選びの基本は,地理は使われている統計資料の鮮度の問題があるので発行年度がなるべく新しいものを軸にしたいところです。

そういう点では,次あたりの参考書で基礎を積み上げたいところです。
まあ,「面白いほど」という語については若干疑問には思いますけど……。

中学地理が面白いほどわかる本
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その後で,次の参考書を使って,重要知識をまとめていくというスタイルが良いのではないでしょうか。

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問題集はチャレンジテストまでの時間が限られている点を考慮し,なおかつ,発行年度を直近に絞った場合には次の1冊あたりとなるでしょう。

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もちろん,「わからないをわかるにかえる中学地理」など定評ある他の問題集もあるのですが,ちょっと発行年度が古くなってきた関係で,筆者としても少し判断に迷うところがあります。

歴史に関しては,私なら図書室や公設の図書館に置いてある通史の歴史漫画の範囲分を先に読み込んで教科書→問題集というルートをお奨めしています(古い通史の漫画だと近現代が自虐史観に染まっているという問題があるのですが……)。

昨今は,生活スタイルの変化を取り込んだ新傾向の学参もそこそこ出てくるようになりました。
お子さんがボカロ(ボーカロイド)にはまっているならという条件を付けますが,次の参考書2冊のうちのどちらかがお子さんにバッチリ合うなんてこともあるかもしれません。

「カゲロウデイズ」で中学歴史が面白いほどわかる本
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歴史に関しては,問題集は教科書が改訂されていってもそんなに大きく中身が変わることはありませんので,定評のある問題集で十分対応ができるでしょう。

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今回取り上げた参考書・問題集は基本的に勉強が苦手なお子さん向けのものです。
得意な人向けはまた別の機会に記したいと思います。
今回は国・社のみで分量が結構行ったので,英・数・理については,次回に回したいと思います。

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